当施設の暮らしについて～入居者様のエピソードのご紹介～

こんにちは、インキュベクスの大坪です。

私は、オープン当初から約2年間施設長として施設の運営に携わってきました。

前回のブログでもご紹介させていただきましたが、当施設は、19床の小規模施設ですので、入居様、お一人おひとりに対してしっかりと寄り添うことができます。

もちろん入居者様は、それぞれ様々な個性や価値観、長い人生経験を持っていらっしゃいます。

本日は、私が施設に勤務していた時に印象に残っている入居者様のエピソードをご紹介させていただきます。

入居されている入居者様の個性は実に様々です。中には、まさに施設の盛り上げ役、エンターテイナーといっても過言ではない方もいらっしゃいます。

まずは当施設で一番の「エンターテイナー」をご紹介します。

その方のプロフィールは…

・女性、７０歳台後半

・要介護５

・アパートでお一人暮らしをしていた。

・緊急搬送で当施設の連携病院へ入院。

・退院後の自宅での独居生活は不可能にて当施設へ入居（一昨年10月中旬）

・関西ご出身だが長年の関東暮らしで言葉はすっかり標準語。

・出演：「介護の王国横浜市鶴見梶山」夜のひととき

どのようなエンターテイナーかというと、彼女は、夜になると歌手になり歌を唄うのです。

曲目のメインは、懐かしの演歌！ご機嫌なときは、クリスマスや正月ソングをその時期に合う「季節ソング」も唄われます

歌唱力は、まあまあといったレベルです（笑）。

しかし生まれ持った関西人のサービス精神は旺盛！（もちろん全員がそうではありませんが）美空ひばりや石原裕次郎などのリクエストにも対応くださります。

他の入居者様の誕生日には「ハッピ－バ―スデ－トゥユー」も唄ってくれるのです。

まさに施設の盛り上げ役としてとっても有難い存在です。

また別の方ですが、「思い出の語り部」の方もおられます。

彼女は、子供の頃、お住まいであったご実家での出来事をお話しくださるのですが、話し方がとても上手なうえ、面白おかしいのです。

直近では、こんな話を伺いました。

「実家近くの警察署の署長と父が懇意で、署長さんはじめ警察官の方が毎晩のように家に飲みにきていて、私は皆に可愛がってもらったのね・・・」

「父は免許を持ってないけど運転したの。警察も署長も知っていたけど何にもいわれなかったのよ！のんびりした時代だったのね。」

と、今では、あり得ない内容のお話しでしたが…（汗）、とにかく話のテンポがよくみんな聞き入ってしまいます。

このように、個性や得意なことを引き出し、入居者個々の楽しみを広げてあげることは、「脳によい刺激」機会を増やすことになり、意識レベルの維持に有効です。

日々の業務に忙殺されがちな職員にとっても、入居者の笑顔や楽しんでおられる姿を拝見することでちょっとした安らぎや、やりがいにつながります。

私が施設運営に関わらせていただいた2年間、様々な入居者様との出会いがありました。

本日ご紹介させていただいた方以外にも沢山のエピソードがございます。

このブログで少しづつご紹介していきたいと思います。

「介護の王国」横浜市鶴見梶山では、介護スタッフを募集しています。

現在、社員5名・非常勤（パート）スタッフ12名以上在籍しています。

とにかくチームワークがよいアットホームな職場です。

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